藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が佐藤天彦九段(34)と渡辺明棋王への挑戦権を争う、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定(挑決)2番勝負第1局が19日午前10時から、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手を決める振り駒は歩が5枚出て、藤井が先手。佐藤天が後手でスタートした。
両者の直接対決はこれまで藤井の3勝1敗。直近では11月3日、この挑決トーナメント準決勝で激突した。この時は先手の佐藤天がきわどい終盤を制して、藤井を振り切った。今回は先手と後手が入れ替わった。
棋王戦挑決のベスト4以上は2敗失格という、この棋戦独自のルールがある。藤井は敗者復活戦に回り、もう負けられない状況で伊藤匠五段(20)と羽生善治九段(52)を撃破。挑決トーナメント優勝の佐藤天との2番勝負に進出した。
勝者組として1勝のアドバンテージがある佐藤天は、19日に勝てばスンナリ挑戦権獲得。負けても年内に行われる第2局で勝てば、7期ぶりの棋王戦5番勝負登場となる。
対する藤井が棋王戦初の挑戦権を得るには、挑戦者決定戦で佐藤天に連勝するのが条件となる。年度内6冠の可能性はまだある。初戦を制して、年内に行われる第2局に持ち込みたい。
持ち時間は各4時間。昼食休憩を挟んで、19日夜には決着の見込み。

