将棋の最年少5冠、藤井聡太王将(竜王・王位・叡王・棋聖=20)が羽生善治九段(52)の挑戦を受ける、第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局が29日、金沢市の「金沢東急ホテル」で再開し、午後12時30分になり、昼食休憩に入った。

ここまでの藤井の消費時間は5時間11分、羽生は5時間49分。藤井がやや優勢を築いているとみられる。

藤井は勝負メシに「治部煮(しぶに)うどん」を注文。治部煮は金沢の郷土料理で、鴨肉や季節の野菜の煮物が入り、うどんのつゆは鴨南蛮風に仕上げられている。

羽生は「元祖金澤焼きそば」を注文した。治部煮の具材を焼きそばのアレンジしている。

両者ともしっかりと栄養補給し、午後の対局に備えた。

対局は持ち時間は各8時間の2日制。29日夜までには決着する見込み。