西武ホールディングスは30日、ロケーションポータルサイト「西武ロケーションサービス」の公開を始めた。西武グループの施設をロケ地として提案し、撮影をサポートすることで、保有する多種多様な経営資源(アセット)の価値を高めることを狙いとしている。

最近、地上波をはじめ、BS、CS、インターネットなどで映画やドラマの制作が増え、ロケーションサービスに対する需要が高まっている。西武グループでは鉄道、バス、ホテル・レジャー施設、不動産、スポーツ関連など、多彩な事業を展開しているのが大きな利点になる。

従来はグループ各社でロケ地の誘致などを行っていた。このサービスを始めることで、窓口を一本化。ロケ地の提案、交通手段、宿泊、飲食などを引き受けながら、撮影を後押しする。施設の有効活用も進め、地域の観光資源の掘り起こしも図る。