ロシアのプーチン大統領が、6月24日に起きたロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による反乱から4日後の同28日、ロシア南部ダゲスタン共和国を訪れた際に集まった観衆と握手を交わし、記念撮影に応じるなど「ロックスター」のような振る舞いを見せたことが話題になっている。

新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、首脳会談などでは異様に長いテーブルの端と端に座るなど感染対策を徹底し、人との接触を極力避けてきたプーチン大統領の変貌ぶりに、「ウイルスを避けてきた人物とは思えない」「プーチンらしからぬ姿に驚いた」「別人のようだ」との声が上がり、影武者説もささやかれている。

自ら観衆の元に歩み寄り、熱狂する観衆とハグをし、10代とみられる少女の頭にキスする姿もカメラに捉えられていた。これを見た専門家からも、従来のプーチン大統領とは異なる行動をとっていることなどから「影武者である可能性」を指摘する声が出ている。

この数時間前にクレムリンでチェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長と会談した際の写真では、顔は疲れ切って青白く、やせ細ってまるでろう人形のようだったプーチン大統領が、それとは対照的なふっくらとしたほほと明るい表情で別人のような振る舞いを見せたことからも、「偽プーチン」説が取り沙汰されている。

重病説がささやかれるプーチン大統領には、以前から複数のそっくりさんを影武者として雇っているとのうわさがあり、今年3月に占領下のウクライナ南東部マリウポリを視察した際にも「顎の形」の違いなどからニセモノ説が出ていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)