自民党の小泉進次郎元環境相は27日の衆院予算委員会で質問に立ち、長年必要だと訴えている「国会改革」について、立憲民主党の泉健太代表の提言を引き合いにしながら、岸田文雄首相に対し、実現への覚悟をただした。
進次郎氏は「今回の代表質問を聞いていて、立憲民主党の泉健太代表が『国会改革を進めましょう』という提言をされた。総理は、(所信表明の中で)『変化の流れをつかみ取る』とおっしゃったが、野党の皆さんが言い出さないと、大きな流れが生まれないのが国会改革だ。せっかく野党第1党の泉代表が言ってくれたのだから、ぜひ進めていただきたい」と述べた。
国会閉会中に読んだ野党の若手議員の著書に、委員会の質問中、残りの質問時間を記した紙を複数回渡しに来る「紙出し」と呼ばれる業務を担当する職員に関するくだりがあったとして、「野党の方は、止めた方がいいのではないかと。確かにその通りです。部屋の中にはこんなにたくさん時計もある。河野デジタル大臣が、デジタル改革、行財政改革と言っているのに、それで『紙』ですか」と指摘。「ちっちゃいことだよ」というヤジが飛ぶと「ちっちゃいことですが、それも1つのことだなと思います」と、野党議員の主張に歩調を合わせた。
質問の前に、パネルの使用の有無を問う電話が事務所に5回あったことも明かし「こういう働き方を強いているのが国会だ。我々の中から(変化を)国民の皆さんに見せていかないといけない」と主張。「野党の皆さんは、国会改革(の必要性)を言っていただいている。ぜひ変化の流れをつかみ取っていただきたい」と、首相に促した。
岸田首相は「変化ということについての指摘、全く共感を持ちながら話を聞いた」と理解を示し「世界も日本も大きな変化の中にあるが、私たちの身のまわりでも、変化しなけらばならないと誰もが思うことは、いっぱいある。与野党それぞれが国会運営の中で変化につなげていく姿勢は大事だ」と応じた。また「みんな思っているが、なかなかくみ取られずに何十年も続いてきた慣行は、いっぱいある。そういった声をどうくみ取るのか。議運なのか、どこなのか。仕掛けを考えていただくことも必要ではないか」とも、口にした。【中山知子】

