作家の百田尚樹氏(67)が27日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、がんを宣告されたことを公表した。「緊急告知」として午後6時20分過ぎから配信。この日に精密検査の診断があり、「内臓ですわ」とがん告知があったことを明かした。1月に手術を受ける。

実は数年前の人間ドックでCT検査の画像を見せられた際、「気になるところがあります」と医師に精密検査を勧められていた。だが、「ほったらかしですわ」とその後は人間ドックも受診せず。今夏久しぶりに人間ドックを受診したところ、指摘されていた患部の影が濃くなっており、専門医のいる大学病院の受診を勧められた。

26日はスーパーバンタム級を統一したボクシング井上尚弥の世界戦を見るため都内にいたが、教授自ら検査に名乗り出て、予定から1日前倒しして受診できたという。この日始発の新幹線で慌てて大阪に戻り、前日の電話でガンの疑いを初めて知った妻も付き添う中で、「99%間違いない」と告知を受けた。

YouTube内では告知された際の心境を「ガ~ン」とジョーク交じりに語るなど、悲壮感を見せず詳細な経緯を語った。まだ母には伝えてないといい、「オカンには内緒にしておこうと思っていたのに…、言ってしまった。これを見てなければいいけど」と努めて明るく振る舞った。その場で1月の手術日程も決め、入院は個室を希望したという。

今年9月には日本保守党を立ち上げており、自身は代表に就任した。次回衆院選では候補者を立てる予定で、「来年は公募が始まるし、日本保守党にとっては勝負の年。がんやからと言って、サボっておられません!」と笑顔で意気込みを語った。

その後更新した自身のX(旧ツイッター)では「皆さん、ご心配かけて、すみません! ガンの宣告を受けましたが、本人はいたって元気です。多分ですが、手術をしたら治るでしょう。仮に上手くいかなくても、それは天命です。67年も好き放題生かしていただいて、文句は言えません。でも、『憎まれっ子』として世にはばかっていきます!」と投稿した。