ポテトチップスなどを販売するカルビーは、29日までに公式サイトで、自社製品に、健康被害が報告されている小林製薬製の紅麹(べにこうじ)原料は使用していないことを明らかにした。

カルビーは「弊社商品における紅麹原料(ベニコウジ色素)の使用について」と題した文面をアップ。「去る3月22日に小林製薬株式会社から紅麹原料による健康危害の開示がなされました。その後の弊社による調査の結果、同社製造の紅麹原料を使用していないことを確認しましたので、御報告いたします」と公表された。

SNS上では、カルビーの「ピザポテト」の着色料に「紅麹」が記されていると指摘する声や、小林製薬との関連を気にする声があがっていた。

この件では、同じくポテトチップス製造大手の湖池屋も「弊社が製造・販売する製品には、健康被害が報道されている小林製薬の紅麹原料は一切使用しておりません」とのコメントを公式サイトに載せている。

小林製薬の紅麹原料をめぐっては、摂取による死亡が疑われる事例が29日までに5人、判明しており、同社は同日に大阪市で記者会見を開く。