「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏が10日、自身のブログを更新。関西大北陽高(大阪市東淀川区)ハンドボール部で、顧問と副顧問の男性指導者2人が、複数の部員に丸刈りの強要や暴言、暴力などの体罰をしていた問題について言及した。

尾木氏は「いまだに丸刈り体罰部活とはーー」と題してブログを更新。「大阪の私立高校ハンドの部活で合宿部活中の失敗に対してコーチや監督が強制的にバリカンで丸刈りにしたというニュース」と書き出し「いまだに丸刈り体罰は『学校教育法』第11条の体罰禁止に反しており断じて許されない なのにまだ指導を続けているなんて!」と記述。「2022年12月に12年ぶりに全面的に改訂された『生徒指導提要』にもはっきり違反 2023年4月実施された『こども基本法』違反 こどもの権利条約違反 刑法でも『暴力・暴行』罪に当たり、処罰されるのではないでしょうか? こんな大人、指導者が軽い処分のまま平然と高校に存在するなんてあり得ないことです」と強調した。

その上で「この高校に然るべき機関が査察に入るべきではないでしょうか?」と疑問を呈し「こども家庭庁も関わるといいケースですね 私立といえどこんな学校が許されるわけがありません みなさんはどう思いますか?」と締めくくった。