参院選(20日投開票)で、大激戦の東京選挙区(定員7)に無所属で立候補している山尾志桜里元衆院議員(50)は5日、JR有楽町駅前などで街頭演説した。
国民民主党から公認内定を見送られた経緯に触れ「(それでも立候補するのか)何度も自分の心に問いかけたが、公認を取り消されても、国政に戻ってこの国のために働くという信念の火は消えなかった」と強調。その上で「今回、無所属でよかったと思えるのは、政党の奴隷になったら政治家の信念が死ぬ。そのまま議席だけ預かっても、何のために国会に行っているか分からない」として、「女性天皇」の容認や憲法9条2項の改正など、今回の参院選で訴えるとしている「皇室と憲法」について、持論を訴えた。「10年間の(国会議員の)蓄積と、みなさんと語り合ってつくりあげたこの国の国家像への思いで、そのまま勝負したい」とも述べた。
また「よく『捨て身の選挙』じゃないか、と言われるんですが、捨て身の選挙なんかじゃない、私は勝負しているんですよ。そして、この勝負には勝機はある」とも主張。今回の選挙戦の環境の厳しさにも触れながら「永田町のみなさんには『憲法改正を言えば左の層が離れ、女性天皇を言えば右の層が離れる。山尾さんの票はどこに残っているのか』と言われるが、真ん中に残っている」と声を張り上げ、「1人で始まった選挙。1人の選挙だが、1人じゃない」とも訴えた。
この日は、親交がある漫画家の小林よしのり氏が、すべての街頭演説で山尾氏の応援に入った。2人は親交が深く思想信条も近い。小林氏は4日、山尾氏のポスター張りをボランティアで買って出たほどだった。
小林氏は「(公認内定見送りになっても)それでも国政に挑戦したいというから、じゃあ応援しようと、ワシは乗り出したわけです。『おとこ気』があるところが気に入った。(自身が)『この男は認められる』というスケールのでかいやつがいない。特に政治家。山尾さんはスケールがでかい」と述べ、「法律をつくれる人で、具体的に進める行動力がある。なんとか国会に送り込もう」と集まった聴衆に呼び掛けた。
今回、東京選挙区には、全国の選挙区で最多の計32人が立候補している。

