元NHK解説委員のジャーナリスト柳沢秀夫氏は4日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演。購入した大麻草由来の成分を含むサプリメントが違法の疑いがあるとして警察の捜査を受け、サントリーホールディングス(HD)の会長を1日付で辞任した新浪剛史氏(66)が3日に開いた記者会見について、私見を口にした。
財界の「顔」として活動してきた新浪氏のこれまでの言動を念頭に「舌鋒(ぜっぽう)鋭く歯切れがいいというイメージだったんですが、昨日の会見はまったく真逆だったなという感じがしました」と指摘した。
新浪氏は、経済同友会代表幹事としての定例会見で、今回辞任に至った経緯を説明した上で「法を犯しておらず、潔白だ」と主張。代表幹事の職当面、活動を自粛する意向を示した。
柳沢氏は「会見は最初から最後まで(中継で)見て聴いていた」とした上で、新浪氏の説明内容に関して「新たに疑問が出てきたり、つじつまが本当にこれで合っているのかなというところが随所にあった」と述べた。
「これだけ大きな問題になってくると、警察の捜査も入っているということなので、推定無罪ということで考えると今、踏み込んでいろいろ発言しにくい部分はある」とした上で「企業のトップ、財界を代表するような役職に就いていたとすれば、こういった形で記者会見で説明することは当然と思います」と述べた。
「こういう会見は、たいがい、顧問弁護士とかが脇にいていろいろサジェスチョンをするんですが、昨日は新浪さんおひとりで会見をされていた。自分の発言している内容には自信があるのかなと思いました」と、新浪氏の対応について言及した上で、「それにしても最初から最後まで聴いていて、すとんと落ちてこない。何か、歯切れが悪いし、新たな疑問が沸いてくることを考えると、これまでは強い発言が多かっただけに、逆にブーメランになって戻ってきているな、という印象はぬぐえなかった」と述べた。

