自民党の丸川珠代元五輪相(55)は、東京7区で当選確実となった。元参院議員の丸川氏は衆院初当選となり、前回2024年衆院選落選のリベンジを果たし、約1年4カ月ぶりに国政復帰した。
参院から鞍替え出馬した前回は、自民党派閥パーティー裏金事件をめぐり不記載が指摘されたケースの1人として、党公認は得たものの比例重複が認められず、立憲民主党の松尾明弘氏(当時、現・中道改革連合)に3万票あまりの大差をつけられて敗れ、議席に届かなかった。夫の大塚拓氏も埼玉9区で落選し、夫婦そろって議席を失う事態となっていた。
丸川氏は、2007年初当選以来のイメージカラー、赤のダウンジャケット姿で、選挙区内のスーパーの前などで勢力的に街頭演説をこなした。
裏金問題に触れることはなく、「よりよい日本をつくるため、国民のみなさまに貴重な1票を使っていただきたい思いで、ここに立たせていただいている」と訴え、高市早苗首相(自民党総裁)が進める成長戦略分野の政策や、自身が重視するバイオ産業などの話題に言及。
国民民主党など野党の要求をのむ形で高市首相が実現したガソリン暫定税率廃止や「年収103万円の壁」の178万円への引き上げについて触れながら、「自分の政権でやり遂げるという思いで財源を確保し、実現した。国民のためならやり遂げるという覚悟を持っているのが、高市早苗さんです」と、高市首相の手腕を何度もアピール。
「高市総理と片山さつき(財務相)さん、この2人が財務省の壁を乗り越えるための後押しになる1票を、私に託してください。厳しい選挙ですが、前を向いて進んでいます」と、訴えていた。
テレビ朝日アナウンサー出身の丸川氏は、07年参院選で初当選。第2次安倍政権で五輪相や環境相などの要職を歴任した。

