衆院選惨敗を受け、野田佳彦、斉藤鉄夫の両共同代表が引責辞任を表明したことに伴う中道改革連合の代表選(12日告示、13日投開票)に11日、元立憲民主党幹事長の小川淳也氏(54)と衆院法務委員長などを務めた階猛氏(59)の2人が、立候補を表明した。

一方、SNSなどの発信力の高さから、立候補が有力視されていた泉健太・元立憲民主党代表(51)は取材に、出馬しない意向を明らかにした。

小川、階両氏は党本部で、報道陣の取材に対応した。今回の衆院選で当選した中道の49人のうち、立民出身者は21人。多くが比例復活での当選となる中、小選挙区で自民候補を下して勝ち上がってきたのは、わずか7人で、ネットでは「神セブン」と呼ぶ向きもあるが、2人はともに「神セブン」組だ。

小川氏は、「やるべきではないという声もあったが。私はある意味、捨て身だ。最も過酷な時こそ、火中の栗といわれるものは拾うべきだし、拾いたい」と主張。「政策の代替案を示すことと、野党第1党として政権を批判的立場から検証することは、車の両輪」とした上で、衆院選で自民の「裏金議員」の多くが国政に復帰したことに言及し、「こういう問題も含め、なかったことにさせるつもりはありません」として、追及を続ける構えを示した。

一方、階氏は「スキャンダル追及より、政策で与党を上回るようなものを1つでも多く出す。1人1人が自分の政策を磨き上げることが真っ先に必要だ」と主張。「数の勝負に持ち込まれたら話にならず、論戦の質で(高市政権と)勝負するしかない」とも訴えた。

立候補には当初、所属国会議員10人の推薦が必要だったが、この日の議員総会で異論が相次ぎ、不要となった。それでも、新代表には公示前の167議席が49まで激減し「焼け野原」と称される党の再建が託されることになる。

18日に召集される特別国会直前の実施を余儀なくされる新代表選びは、衆院解散前日に結党した時と同様に、バタバタの中で行われることになる。「だれが新代表になっても党の再建は難しい」(関係者)と、厳しい声も出ている。