藤井聡太棋王(23)が2期連続で増田康宏八段(28)の挑戦を受ける、将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局が3月1日、新潟市の「新潟グランドホテル」で行われる。両対局者は2月28日に現地入り。対局場の検分をこなし、前夜祭に出席した。

お互いに後手番を制して1勝1敗とし、改めての3番勝負となる。開幕局を落とした藤井は、かけ持ちしている王将戦7番勝負が現在1勝3敗。こちらも黒星となれば、初めての「ダブルかど番」のピンチに立たされる。

先月26日には、静岡市で行われた名人戦挑戦者を決めるA級順位戦最終一斉対局を観戦した。中村太地八段を相手にひと足早い攻めを見せて勝った後手番の増田について、「スムーズに駒を活用できている」「正確な見切りで優勢から勝ちに近づいているといい」などと大盤解説会で話していた。今回は先手番だけに主導権を奪って、棋王戦4連覇に向けて白星を先行させたい。

対する増田は、持ち時間6時間のA級順位戦から中2日の強行日程でのタイトル戦となる。中村戦の終局後、棋王戦について「昨年に比べると戦い方は良くなってきている。前回(第2局)は受けに屈した。そのあたりを改善して臨みたい」と話していた。どんな指し回しを披露するか注目だ。