5連覇を目指す藤井聡太王将(23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(33)に1勝3敗とかど番で迎える、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第5局(栃木県大田原市・ホテル花月)は9日午前9時に再開された。

8日午前9時からの2日制で始まった対局は、同日午後6時過ぎに47手目を先手の永瀬が封じて初日を終えていた。

注目の一戦は角道を開けて角換わりを打診した先手の永瀬に対し、もう負けられない藤井がこれを拒否。相居飛車で手探り状態の局面に持ち込んだ。

お互いの研究手順なら60手近くは進む現代将棋とは違い、スローペースが落ちて駒組みがじっくり進んだ。そこから永瀬が踏み込み、いきなり戦いが始まった。2筋突破をもくろんでおり、早くも終盤にさしかかっている。

2日目は永瀬が主導権を奪って激しい展開を押し切って初の王将を奪い、藤井5冠に交代させるのか。それとも当面受けに回りそうな藤井が粘って反撃のチャンスをうかがい、どこかで押し返してかど番をしのぐのか。

持ち時間各8時間のうち、初日の消費時間は永瀬3時間53分、藤井3時間44分。2日目は永瀬が4時間7分、4時間16分の残り時間で戦う。2日目も初日と同じく午前10時30分と午後3時におやつが出される。午後0時30分からは1時間の昼食休憩もある。決着は9日夜の見込み。

【動画】王将戦封じ手開封 永瀬拓矢九段、いきなり藤井聡太王将の駒を取り攻め込む