こんにちは。遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

私は年始からレネ・ピーヒュレク騎手の通訳をさせていただいています。ドイツ馬トルカータータッソーで21年の凱旋門賞を勝利した彼ですが、実は日本の競馬に10年間憧れ続けていたそうです。14年と15年のジャパンCに、騎手でありながら調教助手として参戦。14年はアイヴァンホウと、15年はイトウと来日し、レースではミナリク騎手が騎乗していました。

その時から、いつか騎手として日本で短期免許を取得したいと夢を持ち、頑張って来たそうです。そしてトルカータータッソとの出会いもあり、日本の短期免許を取得出来るほどの活躍を見せたのでした。先週から実際に日本のレースに騎乗し、日本競馬特有のペースやレーススタイルに戸惑いを感じていましたが、今週の競馬でどこまで適応が出来るか注目したいと思います。日本で騎乗するという夢をかなえ、次の目標である初勝利に向けて必死に努力しているので、応援のほどよろしくお願いします。

話は変わりますが、8日は中山競馬場で私がドバイとサウジアラビアでサポートさせていただいたパンサラッサの引退式が行われました。「パンサラッサの歌」もあり、とても素晴らしい引退式だったと思います。改めて、素晴らしい時間をくれた彼に感謝したいです。今年も皆さまへ外国人騎手や海外遠征の生の声をお伝え出来るよう頑張ります。(レースホースコーディネーター)

引退式に向かうパンサラッサと矢作師、池田元厩務員(撮影・安藤裕)
引退式に向かうパンサラッサと矢作師、池田元厩務員(撮影・安藤裕)
引退式で吉田豊騎手を背にしたパンサラッサ(撮影・柴田隆二)
引退式で吉田豊騎手を背にしたパンサラッサ(撮影・柴田隆二)