こんにちは。今週のコラムは、4月26日の東京開催から日本競馬に初参戦予定のマイケル・ディー騎手についてお話しさせて頂きます。

マイケル・ディー騎手(ロイター)
マイケル・ディー騎手(ロイター)

4月で29歳になるディー騎手ですが、去年のメルボルン地区(ヴィクトリア州)でリーディング3位になり、若手の注目株からトップジョッキーへ仲間入りしました。今年2月にはオーストラリアの代表的なレースの1つである「ブルーダイヤモンド」(メルボルン地区の重要な2歳G1競走)を制覇し、その後、3月に行われたニュージーランドダービーも制覇。それ以外にも何個もの重賞を勝つなど、今まさに勢いに乗っている激アツのジョッキーです。私とディー騎手との出会いは去年のコーフィールドカップの時でした。彼自身の日本へ挑戦したいという強い意志を直接確認し、今回の来日でサポートさせていただく事になりました。

特にここ数年は何人もの外国人騎手たちが日本競馬に挑戦しに来ていますが、ほとんどの騎手がかなり厳しい現実を突き付けられています。どの騎手も世界各地で素晴らしい成績を持っていることに変わりはありませんが、日本の競馬に対応できるためには、他国で苦労した経験がある事が大きいと個人的に感じています。

私が過去に担当したマーフィー騎手は、初来日する前の香港の挑戦では3勝のみ、ヒューイットソン騎手も3勝のみと厳しい結果に直面していましたが、その経験をバネに2人は強くなり、その後、日本で活躍する事が出来ました。ディー騎手が香港に挑戦した際はコロナ渦でさらに厳しい状況だった中、4勝をあげています。数字以上の厳しい経験が今回の挑戦に必ず生きると思いますし、現状を打破出来る実力があると私は信じています。

オイシン・マーフィー騎手(左)ライル・ヒューイットソン騎手
オイシン・マーフィー騎手(左)ライル・ヒューイットソン騎手

現在、南半球のオーストラリアではオータムカーニバル真っただ中なので、来日前にさらなる活躍を見せてくれるかもしれません。皆様、日本で騎乗する時には暖かい声援をお願いします。最後に、私は今日ドバイへ出発し、矢作厩舎と安田翔厩舎の遠征のお手伝いをさせて頂きます。例年のこの時期のドバイは気温が高く大変なのですが、今年は考えられないほど穏やかな気候だということなので、このままレースの週まで行って欲しいです。来週のコラムでは現地から近況をお伝え出来ればと思います。お楽しみに。

(レースホースコーディネーター)