こんにちは。先週は、ダノンデサイルの応援ありがとうございました。非常に残念な結果となり、英国の人たちからは非常にアンラッキーなレース展開でダノンデサイルの実力を見る事が出来なかったと言われて、小頭数のヨーロッパ競馬の難しさを痛感しました。

私個人の見解ですが、今回ペースメーカーの後ろにいたどの馬にもヨーロッパ競馬を代表する騎手達が騎乗していて、日本での騎乗経験もあり戸崎騎手やダノンデサイルの特徴をよく知る騎手たちだったので、ゲート出てからお互いをけん制ばかりした結果、ペースメーカーが大逃げと言う珍しい形になり、どの騎手たちも動きどころが非常に難しくなったと思います。日本を知り尽くす騎手たちだからこそ、ダノンデサイルの実力、戸崎騎手の特徴をよく把握してヨーロッパ競馬では日本馬に勝たせないという意地を見せられた気がします。

あらためて日本競馬が世界トップクラスと認められているんだと感じましたし、今回のような経験を積み重ねていつかは勝ちたいと強く思います。ファンの皆様ももどかしい気持ちでレースをご覧になったかもしれませんが、短期免許で来日する騎手たちに近い立場としては、非常に見応えがあったレースでした。何より、人馬共に無事に日本へ帰国出来たので、秋以降のダノンデサイルの活躍が非常に楽しみです。皆様も、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

そして、私はこの後アイルランドへ渡り、矢作厩舎のシンエンペラーと合流します。もちろん今年も大目標は凱旋門賞です。去年は残念ながら3着だったので今年こそはリベンジして欲しいと思います。今回、矢作厩舎は新たな試みとして、日本馬では初めて、アイルランドのカラ競馬場付近を拠点として愛チャンピオンSへ向けての調整をするので、どんな遠征になるのか今から楽しみです(※過去の日本馬は19年ディアドラが英国から、昨年シンエンペラーがフランスから直前輸送でレースに出走)。来週のコラムではシンエンペラーの近況をお伝えします。お楽しみに。

(レースホースコーディネーター)

帰国前に、ジェームス・ホートン調教師(真ん中)が、原口厩務員(左)とダノンデサイルの見送りに来てくれました
帰国前に、ジェームス・ホートン調教師(真ん中)が、原口厩務員(左)とダノンデサイルの見送りに来てくれました
マーフィー騎手と一緒に馬場確認をしました
マーフィー騎手と一緒に馬場確認をしました