今年は桜花賞にルールザウェイヴ、皐月賞にはゾロアストロを送り込んだ宮田厩舎。新シーズンも素質馬がそろう。
師が「おそらくうちのトップバッターになるのでは」と語るのがユタライト(牝、父ロードカナロア)だ。祖母フサイチパンドラ、近親アーモンドアイの良血。「重心が低く、重戦車のような体形。マイルを主戦場に力強く走ってくれそう」と評する。4月1日にゲート試験をパスし、いったん放牧へ。「完成度は高そう。2歳戦から活躍を期待します」。6月東京デビューも視野に入る。
ジェニスタ(牝、父サートゥルナーリア、母キラーグレイシス)はホープフルS優勝馬キラーアビリティの半妹。「牧場では、大きなストライドで息を入れて走れている。これなら中距離も持つのでは」。均整の取れた馬体もセールスポイントで、「横から見ると胸の深さがある。バランスのいい馬。この子も桜花賞路線に乗せたい」。秋デビューを目指す。
初白星を圧勝で飾ったイナズマダイモンの半弟がアトミックリーチ(牡、父コントレイル)だ。無敗で3冠を制した父をほうふつさせる青鹿毛で、「黒光りしてコントレイルそっくり。いつ見ても毛づやが良いから、本当に目立つ」。藤田晋オーナーが所有する。
アンベールフォート(牝、父イスラボニータ、母インディアマントゥアナ)はマイル王ジャンタルマンタルの半妹。「気が強そうで、スピードも持っていそう」。小柄だった馬体も、この半年ほどですくすく成長。夏デビューを目指す。
ジェットシェヴロン(牡、父キズナ)は、母の父アメリカンファラオという血統からパワータイプかと思いきや、実際はそうしたイメージとは異なるという。「祖父ディープインパクトの産駒のような、いい意味で軽さがある。中距離ぐらいで切れる脚を使えそう」。牧場での評価も非常に高いとのことだ。
ウラノグラフィア(牡、父ナダル)は祖母ヒストリックスター、近親ハープスターという良血。母リュラの子は勝ち上がり率が高い。「手先が軽そうで、バランスの整った馬。父を考えればおそらくダート向きかなとは思うけれど、イメージ的には芝でもどちらでもいいぐらい」。2歳戦からの活躍を見込む。
シエロブリジャンテ(牝、父サトノダイヤモンド)はダービー馬クロワデュノールの下。遅生まれ(5月15日生まれ)で、昨夏の時点ではまだ360キロ前後だったが、現在は430キロ前後に。「成長曲線は少しゆっくりめな印象も、馬体のフレームはかなり良くなっている」。さらなる成長を待ちながら、じっくり進めていく。【奥岡幹浩】





