<1>ファーンヒル(阪神10RなにわS・15時00分発走)

ファーンヒル(2021年撮影)
ファーンヒル(2021年撮影)

過去5年のなにわSでは、4歳馬が【4・2・1・11】で勝率22・2%、連対率33・3%、複勝率38・9%と好成績。

前走クラスで見ると、3勝クラスの【3・4・3・53】に対して、出走数こそ少ないものの2勝クラスが【2・1・2・10】で、勝率13・3%、連対率20%、複勝率33・3%のすべてで3勝クラスを上回る。

種牡馬で見ると、キンシャサノキセキ産駒が【1・1・2・3】の好成績で、複勝回収率427%という大幅黒字を計上する。

前走2勝クラスを勝利したキンシャサノキセキ産駒の4歳馬ファーンヒルは、阪神ダート1200メートルで3戦して2勝、3着1回と複勝率100%。鞍上の武豊騎手は、過去5年でなにわSに2度騎乗して19年に勝利を挙げており、好データがそろう。


<2>ポレンティア(中山9R潮来特別・14時35分発走)

クリストフ・ルメール騎手(2022年撮影)
クリストフ・ルメール騎手(2022年撮影)

18年以降に行われた中山芝2500メートルの種牡馬成績を見ると、勝利数1位はディープインパクト産駒で6勝。ただし、1、2番人気で各3勝といずれも人気馬だった。それなら、勝利数は2位タイの4勝ながら、7、10番人気で各1勝を挙げるハーツクライ産駒に妙味がある。

2頭出走するハーツ産駒のうち、ポレンティアを狙う。鞍上のルメール騎手は18年以降の中山芝2500メートルで【8・2・5・5】。勝率40%、連対率50%、複勝率75%と驚異的な数字を残す。同じ舞台の05年有馬記念では、ハーツクライに騎乗してディープインパクトを封じて勝利しており、人気を集めそうなディープ産駒のサンセットクラウドを、ハーツ産駒ポレンティアで封じるシーンを期待する。


<3>ブラックシールド(阪神9R千里山特別・14時25分発走)

ブラックシールド(2022年撮影)
ブラックシールド(2022年撮影)

キタサンブラック産駒は21年以降の阪神芝2000メートルで【3・5・4・14】。勝利数こそ10位タイだが、複勝率46・2%はトップ10種牡馬で1位だ。今回のブラックシールドは1番人気になりそうだが、前述のキタサンブラック産駒の成績を1番人気に限定すると【2・1・1・1】。信頼度は高まる。鞍上・戸崎騎手とは3度目のコンビだが、過去2回は3、1着と好相性。条件は整った。


【先週2月25日土曜の結果】

<1>メイショウフンジン 阪神11R仁川S1着

<2>ジネストラ 中山11R幕張S1着

<3>トレンディスター 小倉9Rあざみ賞5着

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。