<1>11年・馬連4万2750円=優勝馬エリンコート

11年オークスを制したエリンコートと後藤浩輝騎手
11年オークスを制したエリンコートと後藤浩輝騎手

雨の中、7番人気のエリンコートが差し切った。中団追走から直線でしぶとく脚を伸ばすと、逃げ粘るピュアブリーゼを首差かわしてゴール。鞍上の後藤騎手はクラシック初制覇で、管理する笹田師にとってはうれしいG1初制覇となった。

2着のピュアブリーゼは8番人気。3着には2番人気のホエールキャプチャが入り、1番人気の桜花賞馬マルセリーナは4着だった。

馬連4万2750円をはじめ、馬単10万4460円、3連単54万8190円はいずれもオークスの式別最高払戻金額となっている。


<2>21年・3連複10万9190円=優勝馬ユーバーレーベン

21年オークスを制したユーバーレーベン(手前)
21年オークスを制したユーバーレーベン(手前)

3番人気のユーバーレーベンが差し切り、重賞初制覇をG1、クラシックで成し遂げた。M・デムーロ騎手を背に5枠9番から中団の外を追走。抜群の手応えで直線を向くと、力強い末脚を披露し、1馬身差で世代の頂点を射止めた。

2着は2番人気のアカイトリノムスメ。3着に16番人気のハギノピリナが入り、オークスの式別最高払戻金額となる3連複10万9190円の波乱を演出した。

1番人気の桜花賞馬ソダシは好位から踏ん張りきれず、8着に敗れた。


<3>85年・単勝6270円=優勝馬ノアノハコブネ

85年オークスを制したノアノハコブネ(右)と音無秀孝騎手
85年オークスを制したノアノハコブネ(右)と音無秀孝騎手

28頭立ての21番人気馬による大金星だった。前半は大きな馬群の最後方付近を追走。直線で大外へ持ち出すと、ぐいぐいと脚を伸ばして最後は1馬身余り抜けきってゴールした。鞍上は現調教師の音無騎手。馬主はユニーク馬名で知られる小田切有一氏。

単勝6270円は今もオークスの式別最高払戻金額となっている。

2着は5番人気ナカミアンゼリカ。3着は1番人気ミスタテガミ。