<1>セラフィックコール(日曜東京9R八王子特別)

4月30日、3歳1勝クラスを制したセラフィックコール
4月30日、3歳1勝クラスを制したセラフィックコール

7日の栗東Cウッドは最速10秒9を筆頭に、ラスト1ハロン11秒台前半がずらりと並ぶ速い時計の出やすい馬場状態だった。それでもセラフィックコールのラスト2ハロン11秒3-11秒1は、相応の脚力がなければたたき出せない高速ラップだ。

前走は後方待機から馬群の外々を回って1勝クラスを圧勝。我慢を利かせての末脚爆発=差し馬にとって理想的なラップを刻んだ最終追い切りは、さらなる成長の証しとみていいだろう。


<2>メイショウフジタカ(日曜阪神10R安芸S)

中2週と詰まった間隔での参戦だけあって、7日の栗東坂路は馬なりで4ハロン54秒5と控えめな全体時計だった。ただ、ラスト2ハロンを余力十分に12秒0-11秒8の加速ラップで駆け抜けている点は見逃せない。合計23秒8も7日の栗東坂路で唯一の23秒台だった。

休み明けながら2勝クラスV(同着)を決めた前走以上の出来にありそう。昇級初戦からいきなり圏内突入があっていい。


<3>サウザンドスマイル(土曜阪神10R洲本特別)

7日の栗東Cウッドで6ハロン80秒4を馬なりでマーク。余力を残した走りで、自己ベストに0秒1差と迫る好時計をたたき出した。

昨年末以降は坂路主体の調整だったが、久々のCウッドでいきなりこれだけの時計を出せたのは、具合がすこぶるいいからに他ならない。2勝クラスに上がってからは8、8、9着と苦戦中だが、出来の良さには太鼓判を押せる状態。大駆けに要注意だ。


【先週の結果】

<1>フローレンスハニー

土曜東京10R由比ケ浜特別 5着(4番人気)

<2>クインズメリッサ

日曜阪神11R松風月S 13着(4番人気)

<3>サジェス

日曜阪神10R岸和田S 10着(9番人気)

◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。