<1>サンライズフレイム(中京10RインディアT・15時00分発走)

3歳上1勝クラスを制したサンライズフレイム(2023年6月撮影)
3歳上1勝クラスを制したサンライズフレイム(2023年6月撮影)

2走前の3歳1勝クラス(東京ダート1600メートル)では3着に敗れたが、非常にハイレベルな一戦だった。

勝ち時計1分36秒7は、同日、同舞台の古馬リステッド・オアシスSに0秒4差まで迫る好時計。その勝ち馬パライバトルマリンは次戦で関東オークスを制し、2着馬ブライアンセンスはのちにユニコーンSで3着に好走した。その両馬を上回る上がりで、中団から3着へと押し上げた内容は秀逸だ。

続く前走・3歳上1勝クラス(阪神ダート1400メートル)は1分23秒7で快勝。同日の2勝クラスと同タイムだった。今回は昇級戦となるが、ポテンシャルは最上位。通過点とみた。


<2>ペプチドナイル(函館11RマリーンS・15時25分発走)

6月25日、大沼Sを制したペプチドナイル
6月25日、大沼Sを制したペプチドナイル

過去5年のマリーンSでは5歳牡馬が3勝。勝率16・7%、連対率27・8%の高打率を誇る。となれば、馬券の軸は素直に、同舞台の前走・大沼Sを制した5歳牡馬ペプチドナイルだ。

その前走は平均的に速めに流れた中で、上がり3ハロンを36秒7でまとめて3馬身差の快勝。能力差が結果に直結しやすいイーブンペースでの圧勝だけに、前走からわずか0・5キロの重量増で逆転を許すケースは考えにくい。


<3>ロッキーサンダー(中京11RマレーシアC・15時35分発走)

ロッキーサンダー
ロッキーサンダー

18年以降の中京ダート1800メートル戦で、最も多くの勝ち星を挙げている種牡馬は【18・12・16・102】のキズナ。その“リーディングサイアー”を勝率、連対率、複勝率の全てで上回っているのがダンカークだ。【11・9・8・56】と勝利数こそ11勝だが、勝率13・1%、連対率23・8%、複勝率33・3%はすべてキズナを上回る。

ダンカーク産駒のロッキーサンダーは、現級3勝クラスで4度の3着がある実力派。ハンデは手ごろな56キロで、前が流れそうな組み合わせの今回は、久々に馬券圏内突入のシーンがあっていい。


【先週土曜の結果】

<1>モンネトワ

函館12R 1着(1番人気)

<2>モリノドリーム

函館11R・TVh杯 1着(1番人気)

<3>マスグラバイト

福島8R 12着(5番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。