☆リカンカブール(土曜小倉9R・足立山特別1着)

京都新聞杯で積極的な競馬をしたことで、今回は楽に4番手の好位が取れた。逃げ馬とは10馬身近い差がついたが、じっくりと脚をためて3コーナー過ぎから仕掛けていく。まだ成長途上の分、すぐに反応できなかったが、追われながら徐々に加速。直線で抜け出すと一気に後続を突き放した。最後は少し遊ぶような感じで4分の3馬身差まで詰め寄られたが、着差以上に余裕はあった。キャリア4戦で本当に良くなるのは先だが、秋が楽しみになる内容。競馬を覚えてくればオープンまでいける。


☆ジョウショーホープ(日曜札幌9R・クローバー賞3着)

好スタートから4番手に控え、他馬の後ろで折り合いをつけた。直線は前が壁になり3、4頭分外へ出すロスもあったが、しっかり末脚を伸ばした。ゴール前で外へもたれてスムーズさを欠いたように、まだ若さは残るがそれだけ伸びしろがある証拠。スピードに頼らずメリハリの利いた競馬ができたのは収穫だ。怖がりな面を見せるなど、教えることも多いが、1つずつクリアしていけば、今後も活躍が期待できる。距離はマイルくらいが合う。


☆グローリーヴェイズ(日曜札幌11R・札幌記念6着)

休み明けでも仕上がりは悪くなかった。ダッシュがつかず中団後ろからの競馬に。3コーナーから徐々に仕掛けていったが反応が鈍く、上位争いした先行勢に追いつけなかった。それでもジリジリと差を詰めて5着ソダシとは首差。このあたりは地力だろう。東京や京都外回りのように広いコースならいいが、小回り札幌の2000メートルは短かった。本領発揮は2400メートル以上。7歳馬だが衰えはなく、1度たたいて状態が上向けば、まだまだG1でやれる。