☆ショウナンアレクサ(日曜中京9R・有松特別1着)

4カ月の休養を挟んで連勝。前走の4馬身差に続いて、今回は5馬身差。完全に軌道に乗った。向正面では少し気負うような面を見せていたが、外からサヴァイヴにかわされても我慢は利いた。このあたりがセンスの良さ。4コーナーから馬群の外を回って加速。直線は馬場のいい外めに進路を取って、一気に後続を突き放した。抜け出すとフワッとするのか岩田望騎手は最後まで気を緩めず追っていたが余裕はあった。この内容なら3勝クラスはもちろん、秋には重賞級に育つ可能性を秘めている。


☆カンティーユ(日曜札幌11R・しらかばS2着)

好スタートを決めてハナへ。2、3ハロン目に10秒6、11秒0の高速ラップを刻んでも、手応えには余裕があった。直線はいったん後続を突き放すシーンもあったが、ゴール前でシュバルツカイザーの強襲に遭い鼻差2着。それでも8カ月ぶり、レコード決着を考えれば上々の内容だ。このあと順調に使い込めば状態も上がってくるだろう。スピードはオープンでも上位の存在。JRAに転入して3、1、1、2着。まだ底を見せておらず、今後が楽しみだ。


☆キャリックアリード(土曜福島11R・TUF杯1着)

1番枠で難しい競馬を強いられた。レースラップを見ると、最速10秒9(100~300メートル)に対し、最も遅かった1300~1500メートルは13秒2。その差が2秒3の中、戸崎騎手は何度か手綱を押したり、引いたり調整しながら、ポジションを確保した。馬自身も小出しに脚を使わされ、ためが利きにくい状況だったが、直線で外へ持ち出すと力強く伸びて、2着に1馬身4分の1差をつけた。夏場の輸送で馬体重が減ったのはやむを得ない面もあるが、さらに上を目指すには440キロ台はキープしたい。