☆サリエラ（日曜京都11R・エリザベス女王杯6着）

スタートは五分に出たが無理せず後方3番手。手応え、行きっぷりとも悪くなかったが、外枠ということもあり終始馬群の外々を回らされた。4コーナーでは大外へ持ち出して長くいい脚を使ったが、ブレイディヴェーグには0秒3差届かず。それでも上がり3ハロンは最速タイの34秒2をマークした。もう少し枠が内だったら際どい勝負になっていただろう。420キロ台の小柄な牝馬で調整は難しいが、G1でも互角にやれることを証明した。

☆グリューネグリーン（日曜福島11R・福島記念7着）

スタートを決めて6番手で流れに乗った。道中の折り合いも、手応えも良かったが3、4コーナーで勝ったホウオウエミーズがまくってきた時に、踏み遅れた印象。先行したユニコーンライオン、バビットの後ろで仕掛けを待たされ、狭いスペースで他馬と接触する不利もあった。あそこがスムーズなら、もっといい勝負になっていただろう。競馬の形は良くなっているだけに、重賞でも展開がはまればチャンスはある。

☆ヴァルツァーシャル（土曜東京11R・武蔵野S7着）

後方からしまいに懸ける競馬をした。直線は最内に進路を取り、三浦騎手が追いだしたのはラスト150メートルくらい。掲示板には届かなかったが、前を走る4、5頭をかわして7着でゴール。最近は途中でやめてしまうレースが続いていただけに、最後まで頑張れたのは収穫だ。もともと3歳時は青竜S、ユニコーンS（ともに4着）など強豪相手に善戦した実績があり、力を出し切れば重賞でも通用する。この一戦がきっかけになれば、一変してもおかしくない。