熊 南関競馬は今週も重賞は「夏休み」。

いまにし亭(以下い) おととしの8月第1~2週以来のこと。ちなみに、中央競馬では今年、重賞ゼロの週はない。

熊 重賞しか馬券を買わないというファンにはひと息つける。

い 馬には重賞だ、なんだの意識はないよ。新馬戦、未勝利、条件戦を問わず、ゲートが開けば一生懸命走る。「このレースはS1で、格が高いんだぞ」と言っても分からない。

熊 「馬の耳に念仏」。

い 「頼むからここは勝ってくれ」とお願いしても…。

熊 「馬耳東風」。

い 重賞だのS1だの言っても、言葉は悪いが、そこは人間の都合だから。

熊 「重賞」が話題になったところで、今年ここまでの南関重賞戦績を見てみよう。もっとも勝っている騎手は…。

い 御神本騎手。1月13日の船橋記念(キモンルビー)を皮切りに5月11日の東京プリンセス賞(スピーディキック)まで8勝している。同騎手は19年に6月19日の京成盃グランドマイラーズ(ベンテンコゾウ)までに6勝を記録。最終的に10勝まで伸ばしている。今年はこれを上回るかどうか。後半戦注目ポイントの1つだな。【今西和弘】