いまにし亭(以下い) 今日6日の7Rはフリオーソ・メモリアル。南関の歴史を振り返る時、必ずやその名が挙がる存在。

熊 JRA、地方も含めて、かつての名馬の名がレース名に残ることはいいことだよな。

い 現役が終わりに近づいていたフリオーソを見た記憶がよみがえってきた。11年前の12年5月2日のかしわ記念。鞍上は戸崎圭太騎手で1番人気。レースはスタートから主導権を握ったが、最後で佐藤哲三騎手(現日刊スポーツ評論家)騎乗のエスポワールシチーにかわされて2着。当時8歳で、これが引退2走前。それでも中央の猛者を相手に激走する姿に「さすがだな」と思った。

熊 さあ、そんなフリオーソの名がつくレース、狙いは?

い ノットソーリッチ。手綱が川島正太郎騎手、所属が佐藤裕太厩舎なら、これを狙わずして何を…。

熊 川島騎手はフリオーソを管理した故川島正行師(14年9月7日死去、享年66)の息子、佐藤裕師は愛弟子で、レースでの騎乗こそなかったが、フリオーソの調教をつけていた。

い もう1頭はロッソナブア。これも正行師の息子、川島正一師が手がけている。馬単(7)=(3)、3連複(3)(7)から総流し。

【今西和弘】