前開催の4月28日、単勝1・1倍の圧倒的な支持を集めていた浦和のツーシャドー(牝4、小沢)がメインの緑風特別(B2二組・B3一組、1500メートル)を逃げ切った。これで浦和移籍後は無傷の5連勝。移籍後の手綱を取り続ける森騎手はこの日も「テンよし、中よし、しまいよし」とセンスを高く評価していた。

デビュー地の北海道では5戦2勝。デビュー戦こそ5着だが、その後の2連勝が6、7馬身差の圧勝で、続く重賞2戦はリリーCがスピーディキック、レディオスターに次ぐ3着、フローラルCがコスモポポラリタの2着。のちの東京プリンセス賞1、2、3着馬が相手というハイレベルな舞台で敗れたものだった。

バンブー牧場のオーナーブリード。母系も代々、同牧場の生産。小沢師は「母がうちにいたんです。その流れで預からせていただくことになって」。母ブラックショコラを管理していた縁もあって早々に転厩してきたが、ひざの骨折が判明するなど、なかなか順調に使えなかったという。

「前走をB3で勝ったばかりでB1と混合。ここは試金石ですね」と師。6連勝なるか。今日のメインにも注目だ。【牛山基康】