「1位にならないと意味ないですから」と川崎の山崎誠士騎手。今日6日は地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップのファイナルステージ園田に出場する。ファーストステージ盛岡は10位。1位との差は20ポイント。配点は1着が30ポイント、2着が20ポイントで、園田2戦を2連勝すれば、1位が2着2回でも74ポイントで並ぶ。最上位の着順が同位で同点の場合は第2戦の着順上位者が優先とのことだが、それも同位。その場合は園田の第2戦が優先とのことなので、まだ自力優勝が可能な点差だ。

園田での2連勝といえば前身のスーパージョッキーズトライアル。09年に優勝した大井の的場文男騎手を思い出す。第1ステージは6位。1位との差は14ポイント。当時は配点が違い、1着が20ポイント、2着が15ポイントで、現在の配点に置き換えれば22ポイントの差。それを第2ステージの2連勝で逆転した。

こんなこと、そうはないだろうと思っていたら、なんと15年に優勝した金沢の藤田弘治騎手が22ポイント(現在の配点で35ポイント)あった1位との差を園田での2連勝でひっくり返した。現在の配点になった19年に優勝した兵庫の吉村智洋騎手も31ポイントの差を園田2連勝で逆転。ほかにも17年に1位で折り返した船橋の中野省吾騎手が園田2連勝でぶっちぎりの優勝を決めた。2連勝が多発する園田。最後まで目が離せない。【牛山基康】