早くも次開催のメインは2月14日の雲取賞(Jpn3、1800メートル)。中央馬も羽田盃の優先出走権が得られる3歳ダート3冠に向けた重要な一戦だ。ブルーバードCは中央馬の上位独占に終わったが、今回はどんなメンバーになるのか。

その3歳ダート3冠。舞台はすべて大井で、前哨戦もブルーバードCが船橋のほか、やはり大井が中心。そこで地方競馬全国協会は遠隔地からの長距離輸送の負担軽減を図り、各地の有力馬の参戦を促すため、栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターから直接輸送での出走を可能にしたという。同センターの貸し付け厩舎を全国の主催者の共同厩舎と位置づけ、それを遠征馬が出走拠点として利用できるという制度。対象は2歳から3歳のジャパンダートクラシックまでのダートグレード競走に出走予定で、連続して出走を見込んでいる馬とのこと。連戦を想定してのもので、ブルーバードCに出走した佐賀のウルトラノホシ(牡3、真島元)は雲取賞にも出走予定のため、この制度を利用しようとしたという。環境に慣れず今回は利用を断念したが、変化に動じない馬には利用価値の高い制度かもしれない。【牛山基康】