「すべてはミックファイアのおかげです」。27日に行われたヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンド大井。東日本地区の地方競馬所属騎手6位で迎えた大井の高橋優騎手(21=鈴木啓)は第1戦1着、第2戦3着で1位に躍進。シリーズ出場3度目で初のファイナルラウンド進出を決めた。その背景には実家の高橋ファームが生産した南関東3冠馬がもたらしてくれた縁があったという。

トライアルラウンド序盤は門別、船橋、川崎と騎乗して9位。流れが変わったのは騎手変更で騎乗が追加された20日の盛岡だった。第2戦の1鞍だけだったが9番人気で勝利。その前にエキストラ騎乗でも勝ち、この日は2戦2勝。「1日2勝したのは初めてだったので、モチベーションをアップして今開催に臨めたのが良かったんじゃないかなと思います」。エキストラの騎乗馬を用意してくれたのは三野宮通師。渡辺和厩舎の調教師補佐としてミックファイアに携わっていた三野宮勇師が岩手の父に頼んでくれたという。さらに大井で引き当てた騎乗馬は2鞍とも渡辺和厩舎の馬。どちらもミックファイアが縁で騎乗経験があり、そのアドバンテージが生きた。

今年は昨年までなかった川崎での騎乗が増えているが、それもきっかけは高橋ファームからのつながり。ミックファイアが縁だという。今年のファイナルラウンドの舞台は川崎と中京。またしても縁で得た経験を生かせそうだ。「1位に恥じない騎乗ができるように頑張ります」。【牛山基康】