先週20日に「メタセコイアと馬の森」のオープニングセレモニーに出席しました。滋賀県を代表する観光地で、馬車に乗ったり、馬とのふれあいを楽しんだりできます。雄大な景色と馬が見事に融合していました。ここにいる10頭中6頭が引退競走馬で、かつて私の厩舎にいたフルーキー(15年チャレンジC制覇)やレッドレオン(20年日経新春杯2着)もいます。みなさんもぜひ足を運んでいただければと思います。

運営する「TCC Japan」の山本高之代表とは、調教師時代からのつき合いですが、この計画を聞いた時は「すごい“冒険”だな」と思いました。われわれは安全のために馬を牧場や厩舎などに囲い込みがちで、こうした大自然のオープンな空間に馬を連れてくるのには勇気がいります。簡単ではないチャレンジで、彼のパワーや情熱には感動しました。

馬はすばらしい動物なのですが、よく知らない人からすると「くさい、汚い、危険、高価」という4Kのイメージがあるのも否定できません。そんなネガティブな先入観を崩すには、まず馬を身近に感じてもらうのが一番です。馬車であれば小さな子供も乗れますし、触ったり乗ったりした経験が、馬を知る入り口になってくれると思います。こうした場をつくってくれて本当に感謝しています。

セレモニーには地元の国会議員や市長ら政治家の方々に加え、福永祐一調教師や和田竜二騎手も出席してくださいました。政界や競馬界とも連携して、これからも引退競走馬の活用を進めていけたらと思います。