共同通信杯覇者ダノンベルーガ(牡3、堀)は美浦ウッドでフィリオアレグロ(古馬3勝クラス)と併せた。1馬身ほど先行する形でスタートし、直線は楽な手応えのまま、馬体を併せて駆け抜けた。時計は6ハロン84秒8-ラスト11秒9。1週前に川田騎手を乗せており、微調整の最終追い切りだったが、躍動感が感じられる走りだった。

共同会見に出席した堀師はここまでの過程を丁寧に説明し、独特の表現で仕上がり具合を説明する。「欲を言えばダービーを見据えて、整えるだけじゃなく、余裕が欲しいなと思っていました。(最終追い切りを終え)言い方は難しいですが、仕上がっちゃったなというのが本音です。(水曜に追ったのは)当初は木曜に追い切るつもりでいたんですけど、スタッフと話し合い、右トモのケアに1日かけた方がいいのではないか、となりました。水曜でも木曜でも追い切れる状況にありました」。

牡馬クラシック初戦、2冠馬ドゥラメンテ以来、堀厩舎7年ぶりの皐月賞制覇へ向け、楽しみな仕上がりだ。