オークス2着馬の1番人気スタニングローズ(高野)が、逃げたサウンドビバーチェ(高柳大)との競り合いを制した。好位からレースを進めて、3角過ぎから進出を開始。直線でじわじわと差を縮め、ゴール前で首差かわした。3月のフラワーCに続くJRA重賞2勝目で、勝ち時計は1分59秒9。

坂井騎手は「ほっとした。馬場傾向も考えて、ある程度前めでの競馬を考えていた。春に1度乗せていただいた時より、折り合い面に進境を感じながら道中進んでいた。最後の反応は素晴らしかったですし、もっと楽にかわせるかなと思いましたが、そこは休み明けの分少しもたもたしていた感じもありますけど、次はもっと良くなると思います」と振り返った。

サウンドビバーチェは、開幕週の馬場を生かして軽快に逃げた。直線もよく粘ったが、最後に勝ち馬の脚に屈した。外から追い込んだライラック(相沢)が3着に入り、上位3頭が秋華賞(G1、芝2000メートル、10月16日=阪神)の優先出走権を手にした。

馬連(11)(12)は790円、馬単(12)(11)は1300円、3連複(8)(11)(12)は1970円、3連単(12)(11)(8)は6970円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)