東京競馬場の馬場内に新設された国際厩舎の報道陣向け内覧会が3日、行われた。1日に農水省から輸出入検査場所としての指定を受け、正式に検疫厩舎となった。

計6棟12馬房の周りを1周292・6メートルの砂馬場が囲み、輸入検疫期間中も軽い運動ができる。防音壁、厩舎の窓を二重窓にして競馬開催日の騒音軽減対策も取られた。国際厩舎は東京競馬場のレースに出走する馬が使用可能。スタッフが厩舎を離れている時も馬を確認できるよう、馬房内の映像が遠隔で見られるカメラ設備も設置された。

JRA馬事部防疫課の栗本慎二郎課長は「海外馬の利便性がより高いものとなりました」とアピールした。