単勝3番人気のスタニングローズ(高野)が、直線で抜け出しG1初制覇を果たした。5番手付近を確保し、直線で一気に伸びた。デビュー7年目の坂井瑠星騎手(25=矢作)もJRA・G1初制覇となった。2着はナミュール(高野)、史上7頭目の牝馬3冠を狙ったスターズオンアース(高柳瑞)は3着に敗れた。

スタニングローズを勝利に導いた坂井騎手は「うれしい気持ちが一番ですけど、乗せていただいた馬主さん、高野先生、師匠の矢作先生、すべての方々に感謝したいです」と笑顔で話した。

好位から抜け出す完勝には「前回乗せていただいて、操縦性を確認できましたし、後ろから乗り過ぎないように運びました。1、2コーナーでうまくアートハウスの後ろを確保できて、いいポジションだと思いました。(直線は)前回とは反応が全然違いました」と振り返った。念願のG1初制覇に「最高でした。夢に見たG1の舞台。最高の瞬間でした」とホオを緩めた。

今後については「徐々に力をつけていますし、3歳で伸びしろもありますし、これからもまだまだ頑張ってくれると思います」と、さらなる活躍を期待していた。

馬連(7)(8)990円、馬単(7)(8)2430円、3連複(7)(8)(9)1090円、3連単(7)(8)(9)6900円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)