JRAの定例会見が17日、東京・新橋のJRA本部で行われた。23年の開催日割が発表され、中央競馬は1月5日(木)の東西金杯からスタートする。京都競馬場の改修工事は3月までに完了し、4月22日(土)から2年半ぶりに開催。有馬記念(G1、芝2500メートル)は12月24日(日)、開催最終日はホープフルS(G1、芝2000メートル)が行われる同28日(木)。

会見の場では、24年から整備される「3歳ダート3冠競走」のトライアルレース新設が11月下旬に地全協と合同で発表されること、来年からムチの連続使用制限が現行の1レース10回から5回に厳格化されること、などが担当理事から説明された。

その他の主な変更点、発表は以下の通り。

★格付け G3紫苑SはG2への昇格を申請。

★重賞実施時期変更 ユニコーンSを東京ダービーの前哨戦と位置付け、24年以降は時期を変更予定。

★負担重量変更 基本的に各レースで引き上げられる。全てのG1で古馬は牡馬58キロ、牝馬56キロとなる。来年の2歳世代から3歳9月以前の馬齢重量は1キロ増。年齢、南半球産馬のアローワンスは一部見直される。見習騎手は平地、障害のそれぞれの勝利数において、減量を設定。

★競走馬トラッキングシステム 4月22日の京都グランドオープン時に本格導入予定。