英国のトム・マーカンド騎手(24)が短期免許初日の29日、東京8R(古馬1勝クラス、芝2000メートル)を6番人気カトゥルスフェリス(牝5、蛯名正)で制し、JRA初勝利を挙げた。

4角手前から豪快なアクションで追いまくり、大外一気の差し切り。インタビューでは妻で同時の来日となったホリー・ドイルがプラカードを掲げた。「よく伸びてくれました。初日に勝てるとは思っていなかったので、関係者のみなさんに感謝しています。彼女(ドイル)も早く勝てるように願っています」と笑顔で話した。同馬の馬主、サンデーレーシングの吉田俊介代表は「まだ若いですし、最初に来たときのライアン(ムーア)みたいですね」と同じ英国の名手の名前を挙げ、手綱さばきをほめた。