2月19日、東京競馬場で冬のダート王を決めるフェブラリーS(G1、ダート1600メートル)が開催される。2連覇中のカフェファラオがサウジCに向かい、有力候補の1頭だったギルデッドミラーは故障のため引退。難解なメンバー構成になった。

直線抜け出したカフェファラオ(中央)がフェブラリースSを制した=2022年2月20日、東京競馬場
直線抜け出したカフェファラオ(中央)がフェブラリースSを制した=2022年2月20日、東京競馬場

■フェブラリーS見どころ

中心は、根岸Sで重賞初制覇を飾ったレモンポップ(牡5、田中博)だろう。ここまで10戦7勝、2着3回と連対率100%。特に東京ダートは8戦7勝、2着1回とほぼ完璧な結果を残している。スッと前につけられる先行力が武器で、マイルに関しても2走前の武蔵野Sで鼻差の2着に粘っており、不安はない。今回がG1初挑戦となるが、いきなり頂点に立つ可能性も十分だ。


レッドルゼル(牡7、安田隆)は昨年、1番人気で6着に敗れたが、その後はドバイゴールデンシャヒーン2着、東京盃勝ち、JBCスプリント4着と崩れていない。展開次第では差し切っても不思議はない。


昨年の帝王賞など重賞3勝を挙げるメイショウハリオ(牡6、岡田)は、確実な末脚が武器。強豪相手に上位争いを繰り広げてきた実績馬で、左回りも距離短縮も苦にしない。


レース史上初めて参戦する外国馬シャールズスパイト(牡6、R・アトフィールド=カナダ)は芝G1の勝ち馬で、前走はBCマイル2着。鞍上は名手モレイラ騎手だけに侮れない。


伸びしろなら、一昨年の全日本2歳優駿を制したドライスタウト(牡4、牧浦)か。前走のすばるSは直線で前が開かず、苦しい形となりながら首差の2着。あの競馬を経験できたのは収穫だろう。


他にも、地方重賞3連勝と勢いに乗って浦和から参戦するスピーディキック(牝4、藤原智)、ルメール騎手が連続騎乗する昨年の2着馬テイエムサウスダン(牡6、蛯名正)、昨年のかしわ記念を逃げ切ったショウナンナデシコ(牝6、須貝)、ダートの重賞戦線をけん引してきた古豪ソリストサンダー(牡8、高柳大)に、福永騎手がJRA・G1最後の騎乗となるオーヴェルニュ(牡7、西村)からも目が離せない。


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