厩舎従業員春闘の影響で開催中止の可能性もあった中央競馬は18日、中山、阪神、中京の3場で予定通りにスタートした。

17日にJRAの厩務員、調教助手が加盟する4労組(関東労、全馬労、関西労、美駒労)と日本調教師会が都内で団体交渉を行い、全馬労のみが妥結し、その他3労組は決裂。3労組の組合員は10日に通告していた開催ストライキに入った。組合員がストに入った状態で開催が行われるのは初めて。

装鞍やパドックなどの開催業務には組合非加盟者、調教師同士、退職者で構成される補充員らがあたっており、中京2Rでは関東馬を関西の調教師が引く様子が見られた。

また中山1Rのカントリーマダム、同7Rのダフニスは厩舎従業員春闘の影響で出走取り消しと発表されている。