ハーツクライ産駒の良血ソーダズリング(牝、音無)が、デビュー2戦目で初勝利を挙げた。

デビュー戦2着から臨んだ一戦。行きっぷり抜群の道中は中団で脚をため、外に持ち出された直線は一気の末脚で突き抜けた。余力を残したまま、後続に2馬身半差をつける快勝だった。

母は08年の桜花賞3着馬ソーマジックで、兄姉にはソーヴァリアント、マジックキャッスルと重賞馬がいる血統。前走に続いて手綱を取った武豊騎手は「2走目でもイレ込みはなく、ゲートも出てくれた。4コーナーの手応えも抜群だったし、抜ける脚も速かったね」と評価した。次走は未定で、今後は放牧に出される予定。

同馬は、9日に亡くなった父ハーツクライと同じ社台レースホースの所有馬で、もちろん勝負服も同じ。武豊騎手はハーツ産駒での勝利に「来週も頑張ります」と、ドバイターフ(G1、芝1800メートル、25日=メイダン)に出走する同産駒のダービー馬ドウデュースを引き合いに力を込めた。