21年平安Sで2着に好走したアメリカンシード(牡6、音無)が、1日付で競走馬登録抹消となった。今後は大井競馬へ移籍する予定。

同馬は19年12月に阪神芝1800メートルの新馬戦を快勝。デビュー4戦目の若葉Sでは3着に好走し、皐月賞(12着)にも出走した(勝ち馬はコントレイル)。

3歳秋にダートへ転向すると、先行力を武器に、砂初戦から1、2、3勝クラスを無傷の3連勝。ダート重賞初挑戦となった21年マーチSこそ14着に大敗したが、続く平安Sでオーヴェルニュの2着に入り、重賞でもやれるところを示した。

その後は休養もあり、大敗が続いたが、6月24日阪神での前走・天保山S(ダート1400メートル)では、10着ながら、後方から上がり最速タイとなる36秒9をマークし、差す競馬でも力のあるところを見せた。

父はタピット、母はスウィートトーカー(母の父ストーミンフィーバー)。通算成績は19戦4勝。付加賞を含む総収得賞金は7580万9000円。馬名の由来は冠名+強者の特権。