8番人気マイネルグロン(牡5、青木)が重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは3分32秒0。管理する青木孝文調教師(42)はうれしい重賞初制覇。石神深一騎手は自身の記録を伸ばす障害重賞24勝目となった。 1番人気ジューンベロシティは4着。中山グランドJ覇者イロゴトシは6着、昨秋の中山大障害覇者ニシノデイジーは11着に敗れた。

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マイネルグロンで重賞初制覇を果たした青木師は誇らしげに口取り写真におさまった。「初めて重賞を勝たせていただいて、古巣のビッグレッドファームの生産馬、(馬主のサラブレッドクラブ)ラフィアンの馬で勝てたことをうれしく思います。19歳で競馬の世界に入って、一番最初に経験を積ませてもらった場所。牧場で担当してくれているのも自分の1つ年上の先輩ですから」。

今年に入り、阪神、福島でオープンを連勝。勢いは重賞でも止まらなかった。道中は逃げるホッコーメヴィウスの背後で終始マークする形。テン乗りだった石神騎手は「落ち着いて折り合っていたし、勝ち負け出来る手応えでした。このメンバーでこれだけの競馬ができたので、G1も楽しみな馬だと思います」と快勝を振り返った。

順調なら次走は中山大障害(J・G1、芝4100メートル、12月23日)。検量室前で次々と祝福の言葉を掛けられた青木師は「(母の)マイネヌーヴェルは僕が牧場のときから知っていますし、おじにはマイネルネオス(11年中山グランドJ制覇)がいます。脚もとが大丈夫なら次がある。涙? それは次に取っておきたい」と意欲を見せた。【木南友輔】

 

●勝負服

〈ホッコーメヴィウス=2着〉平沢騎手 馬場が渋っていた影響か、前走の方がロスなく、呼吸も合っていたと思います。ただ、自分のレースはできていましたし、能力は高い馬です。

〈ニューツーリズム=3着〉小野寺騎手 今日は駐立がもうひとつ。ただ、早めにカバーできて、最後まで集中力を欠かないように勝負にいきました。強い相手に頑張ってくれました。

〈ジューンベロシティ=4着〉西谷騎手 スタートも決まり、いい位置だと思ったが…。ペースが流れず、マークされる形で出したいときに出すことができなかった。後手後手になってしまい、申し訳ないです。

〈イロゴトシ=6着〉黒岩騎手 休み明けでしたし、62キロを背負っていたこともあって、あまり進みが良くなかったですね。スピードタイプではなく、しっかり飛越する馬。次(中山大障害)は同じ斤量なので。

〈ニシノデイジー=11着〉五十嵐騎手 夏は休んで、しっかり乗り込んできました。62キロで馬場が緩かったせいか、変に折り合っていた。後半で動いたけど、最後はお釣りがなかったですね。立て直して、年末に向けて仕上げていきたい。