船橋のルーキー所蛍(ところ・ほたる)騎手(18=張田)が、4月10日のデビューから半年で初めて重賞タイトルを手にした。

自厩舎の4番人気ジョエル(牡5、張田)に騎乗し、3番手につけて4コーナーでは2番手に進出。日が暮れて照明がともされた直線では、逃げた1番人気ランリョウオーとの追い比べを首差退けた。勝ち時計は2分8秒0。

地方通算8勝目が大きな1勝になったルーキーは「前めに付けられて、馬が一生懸命走ってくれた」とパートナーに感謝。重賞初Vには「シンプルにうれしいです。関係者の皆さまが自分に機会を与えてくださったことに感謝しかありません」と初々しい笑顔を見せた。