現役世界最強馬イクイノックス(牡4、木村)が、11年トーセンジョーダンの日本レコードを0秒9更新する1分55秒2で、史上3頭目の連覇を果たし、国内外G1・5連勝を成し遂げた。3番手から抜けだし、11年ぶりの天覧競馬を悠々と押し切った。鞍上のC・ルメール騎手(44)も連覇達成で、秋の盾5勝目を手にした。

<天皇賞・秋アラカルト>

☆連覇 天皇賞・秋2勝および連覇は02、03年シンボリクリスエス、19、20年アーモンドアイに続く史上3頭目。

☆木村哲也調教師 昨年に続く通算2勝目。JRA・G1は宝塚記念(イクイノックス)に続く今年2勝目、通算6勝目。JRA重賞は前日のアルテミスS(チェルヴィニア)に続く今年6勝目、通算26勝目。

☆ルメール騎手 昨年に続く通算5勝目。JRA・G1は前週の菊花賞(ドゥレッツァ)に続く2週連続の今年4勝目、通算47勝目。JRA重賞は前日のアルテミスSに続く今年14勝目、通算143勝目。

☆キタサンブラック産駒 昨年に続く通算2勝目。JRA・G1は宝塚記念(イクイノックス)に続く今年3勝目、通算5勝目。JRA重賞も宝塚記念に続く今年5勝目、通算10勝目。

☆馬主(有)シルクレーシング(シルク、有限会社シルク名義含む) 昨年に続く通算4勝目。天皇賞・秋4勝は単独最多。JRA・G1は宝塚記念に続く今年2勝目、通算21勝目。JRA重賞は関屋記念(アヴェラーレ)に続く今年6勝目、通算96勝目。

☆生産者ノーザンファーム 18年レイデオロから続く6年連続の勝利で通算10勝目。JRA・G1は前週の菊花賞(ドゥレッツァ)に続く今年11勝目、通算196勝目(他にJ・G1を3勝)。JRA重賞は前日のアルテミスS(チェルヴィニア)に続く今年41勝目、通算802勝目。

☆関東馬 18年レイデオロから6年連続勝利。今年を含む通算は関東馬52勝、関西馬32勝。過去10年は関東馬8勝、関西馬2勝。

☆牡馬 21年エフフォーリアから続く3年連続の勝利で通算68勝目。

☆4歳馬 19年アーモンドアイ以来4年ぶりの通算52勝目。

☆単勝1番人気 昨年のイクイノックスに続く2年連続の通算27勝目。

☆馬番(7) 昨年のイクイノックスに続く2年連続の通算10勝目。

☆レコードタイム 走破タイム1分55秒2は11年のトーセンジョーダンが記録した1分56秒1を0秒9上回り、3歳以上芝2000メートルの中央競馬レコードタイムを更新した。

☆獲得賞金 イクイノックスのJRA獲得賞金は12億5269万2000円となり、歴代10位となった。1位は父キタサンブラック(18億7684万3000円)。JRA以外の競走も含む総獲得賞金は17億1158万2100円となり歴代6位。1位はアーモンドアイ(19億1526万3900円)。