ファストフォースで高松宮記念を制し力強くガッツポーズするG1初制覇の団野騎手(撮影・白石智彦)=2023年3月26日、中京競馬場
ファストフォースで高松宮記念を制し力強くガッツポーズするG1初制覇の団野騎手(撮影・白石智彦)=2023年3月26日、中京競馬場

■高松宮記念の見どころ

いよいよ春のG1シリーズが開幕する。春の短距離王決定戦・高松宮記念(芝1200メートル、24日=中京)は今年も混戦ムードだ。


中心は、重賞連勝中のウインマーベル(牡5、深山)か。阪神Cと阪急杯を制し、勢いに乗って悲願のG1取りに挑む。昨年は不良馬場に泣いて10着だったが、22年スプリンターズSでは3歳馬ながら首差2着に入った実績馬。スタートは鍵になるが、発馬五分ならG1初制覇のチャンスだ。


トウシンマカオ(牡5、高柳瑞)も重賞連勝中。昨秋の京阪杯で連覇を果たすと、前走オーシャンSも快勝した。プラス12キロだった前走を使って、上昇ムードで本番に挑める。


ママコチャ(牝5、池江)は昨年のスプリンターズSでG1初制覇を決めた。前走の阪神Cは5着と案外だったが、中間はリフレッシュさせて順調そのもの。巻き返しを期待していい。


今回こそとビッグタイトルを見据えるのはナムラクレア(牝5、長谷川)。重賞4勝馬で、昨年は高松宮記念2着、スプリンターズS3着と短距離での安定感は抜群だ。他の距離も含め、7度目のG1挑戦で悲願成就か。


シルクロードSで重賞初制覇を決めたルガル(牡4、杉山晴)も楽しみな存在。前走は2番手から抜け出し、3馬身差で押し切る強い内容だった。初のG1舞台でも力差はない。


ソーダズリング(牝4、音無)は前走の京都牝馬Sで重賞初V。行きっぷりのいいレースぶりを見ると、短距離に適性がありそうで、初めての1200メートルで一発があっていい。


他にも、昨年のスプリンターズS2着馬マッドクール(牡5、池添)、センテナリースプリントCでG1初勝利を挙げた香港馬ビクターザウィナー(セン6、シャム)、今回が引退レースとなる重賞6勝のメイケイエール(牝6、武英)など、楽しみなメンバーがそろう。


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