逃げ切って大阪杯を制したジャックドール(左)(撮影・白石智彦)=2023年4月2日、阪神競馬場
逃げ切って大阪杯を制したジャックドール(左)(撮影・白石智彦)=2023年4月2日、阪神競馬場

■大阪杯の見どころ

31日は大阪杯(G1、芝2000メートル=阪神)が行われる。


好メンバーがそろったが、中でもダービー馬のタスティエーラ(牡4、堀)に注目が集まる。昨年皐月賞2着、ダービー1着、菊花賞2着とクラシックで常に首位争いをしてきた。前走の有馬記念は直線で不利を受けて不完全燃焼の6着。スムーズなら巻き返し必至だろう。


同世代の皐月賞馬ソールオリエンス(牡4、手塚)が巻き返しを狙う。近走はひと息の結果だが、展開にも恵まれなかった。強烈な末脚を持っており、2戦2勝の2000メートルで本領を発揮する。


ベラジオオペラ(牡4、上村)も差はない。重賞2勝の実績で、ダービーは勝ち馬とはタイム差なしの4着だった。展開次第で一発は十分ある。


5歳勢ではローシャムパーク(牡5、田中博)が面白い。昨年函館記念とオールカマーを連勝。前走の香港Cはスタートで出遅れて8着も、力負けではなかった。発馬五分ならこのメンバーでも楽しみはある。


今回こそG1初勝利を目指すのはプラダリア(牡5、池添)。前走の京都記念を快勝するなど、G2で3勝を誇る。展開と立ち回り次第で上位争いになるだろう。


牝馬勢も面白い。ミッキーゴージャス(牝4、安田翔)は3連勝で愛知杯を制覇。G12勝のミッキークイーンが母で、伸びしろも大きい。


ハーパー(牝4、友道)は安定感抜群。リバティアイランドと同世代でG1は未勝利だが、桜花賞4着、オークス2着、秋華賞とエリザベス女王杯で3着と、大舞台で上位争いしてきた。ここでも崩れず走れるだろう。


スタニングローズ(牝5、高野)は阪神芝2000メートルで行われた22年秋華賞を勝っている。長期休養明けでも軽視禁物だ。


その他、小倉大賞典で重賞初Vを決めたエピファニー(牡5、宮田)、復調気配の皐月賞馬ジオグリフ(牡5、木村)など、実績馬がそろう。


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