直線突き抜けて桜花賞を制したリバティアイランド(右から3頭目)(撮影・白石智彦)=2023年4月9日、阪神競馬場
直線突き抜けて桜花賞を制したリバティアイランド(右から3頭目)(撮影・白石智彦)=2023年4月9日、阪神競馬場

■桜花賞の見どころ

4月7日の阪神競馬場では、牝馬クラシック第1戦・桜花賞(G1、芝1600メートル)が行われる。


昨年の2歳女王アスコリピチェーノ(黒岩)がデビュー4連勝を目指す。新馬戦、新潟2歳S、阪神JFと目下3戦3勝。前走時と同様に今回も栗東へ入厩し、順調に調整されている。昨年はリバティアイランドが阪神JF1着から直行して優勝したが、今年も2歳女王が桜の栄冠を手にするか。


強敵はクイーンズウォーク。昨年の覇者で3冠牝馬のリバティと同じ川田騎手×中内田厩舎のタッグで挑む。未勝利戦、クイーンCを豪脚で差し切って連勝。半兄グレナディアガーズは20年朝日杯FSを制しており、阪神芝マイルも合いそうだ。


トライアルのチューリップ賞を制したスウィープフィート(庄野)も楽しみな1頭。まだ粗削りだが、前走は後方3番手から直線でごぼう抜きして、重賞初制覇を果たした。祖母はG1・3勝のスイープトウショウ。血統的にも魅力がある。


阪神JF2着のステレンボッシュ(国枝)も差はない。前走はメンバー最速の上がりを発揮して首差の2着。展開と立ち回り次第で逆転があってもいい。


チェルヴィニア(木村)も素質上位だ。未勝利戦を6馬身差で圧勝し、アルテミスSで重賞制覇。母は16年オークス2着のチェッキーノで、半兄ノッキングポイントは昨年のダービー5着とクラシックで好走できる血筋だ。5カ月ぶりでも一発に注意。


コラソンビート(加藤士)も侮れない。昨年の京王杯2歳Sでは牡馬を相手にレコード勝ち。阪神JFでも3着に健闘した。休み明けのフィリーズレビュー2着を使った上積みも見込める。


他にも、フェアリーSを勝ったイフェイオン(杉山佳)、フィリーズレビューを逃げ切ったエトヴプレ(藤岡)、アネモネSを制したキャットファイト(上原博)、エルフィンSでスウィープフィートを下したライトバック(茶木)など実力馬、実績馬がそろう。


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