G1初制覇を果たしたルガル(牡4)を管理する杉山晴紀調教師(42)が、同初制覇の鞍上西村淳也騎手(25)をたたえた。

杉山晴と西村淳騎手のコンビでは22年中京記念(ベレヌス)、23年ラジオNIKKEI賞(エルトンバローズ)、毎日王冠(エルトンバローズ)、24年シルクロードS(ルガル)に次ぐ重賞5勝目。師は「厩舎から装鞍所に出てきた時にしなやかな動きで馬体もよくて、見るからに非常にいい調子だなと思いました。レース前にジョッキーと今の中山の傾向を考えて、自分の仕事はスタートを出すまでと決め込んでいたので、スタートを五分に出た時に仕事は終わったな、と。比較的冷静に見られました」と振り返った。

以前からゲートに難があり、師は「できる限り練習はしましたけど、ゲートの中で見ての通り決しておとなしくはなかった」と話す。それでも五分にスタートを決めたことに「ジョッキーをほめるべきだと思います。デビューした頃から本当にゲートセンスがいいなと思いました。一時期フランスに修業に行って、それも手伝ったかと思います。基本的にゲートは五分に切ってこそだと思っているので、そういった面では安心して任せられるジョッキーだと思います」とうなずいた。

レース直後、1着の枠に引き上げてきた鞍上を温かく抱き締めた。信頼を置く若武者に今後もかける期待は大きい。最後は笑顔で「あとはもう少し引き出しが増えてくれればいいなと思います」と締めた。【桑原幹久】