“世界一”の馬主の心中とは-。日本馬25頭が世界の強豪に挑むドバイ国際競走が5日に行われる。
メインのドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、メイダン)では、世界最高賞金レースのサウジCを勝ったフォーエバーヤング(牡4、矢作)が主役を張る。同馬を所有するのは「ABEMA」「ウマ娘プリティーダービー」で知られるサイバーエージェント社長の藤田晋オーナー(51)。日刊スポーツの特別インタビューを3回に分けてお届けします。第1回は「馬主生活」編です。【取材・構成=高橋悟史、桑原幹久、深田雄智】
◇ ◇ ◇
【藤田晋オーナーのインタビュー ~「馬主生活」編~】
-今年で馬主5年目。点数をつけると
はたから見たら100点に見えるかも知れないですけど(笑い)。実際には相当期待した馬が走らないことがあったり、けがをしてしまったり、そっちの方が数多くあるので。気分的にはそんなに晴れやかではないですけど、結果で見ると100点になりますかね。
-馬主生活のゴールはどのように考えているか
ゴールはないんじゃないかなと思っていますね。ノースヒルズの前田幸治会長はダービーを3回(キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル)勝っているじゃないですか。3ってけっこうきれいな数字ですよね。それでも「もう1回勝ちたいんや」って言ってたんですよ。勝ったらもう1回ってまた言うんだろうな、と思いました(笑い)。3回勝ってなお、って思えるのが馬主なのかなと。
-2026年にサイバーエージェントの社長を退任、会長に就任されると明かしているが、馬主業が加速する可能性は
会長でしばらくいるので、急に暇にはならないと思います(笑い)。前田会長から話をされて、牧場ってすてきだなとは思いますね。でも、そこに手を出したらやばいって思っていて(笑い)。「牧場を持ちたい」って言い始めたら殴ってくれって秘書に言ってあるので(笑い)。西山牧場の西山(茂行)さんがアメブロに「牧場を持つようになったら地獄の5丁目」と書いていて、4丁目が種牡馬で、3丁目が繁殖。もう自分は4丁目に届きそうなところまで来ちゃったんで、ここで食い止めないと(笑い)。
-牧場を作らない理由は
やっぱりたくさん馬の命や従業員の生活を背負って経営しなければいけないので。責任感がすごくて。それだと引退した意味がなくなるので。
-一口クラブを立ち上げる馬主もいる
そういうのも面白いんでしょうけど、もっと気ままにやりたいですね。基本道楽なので。やっぱり好きな馬を買って、自由にやれる余地を残しておきたいですね。

